ヨハン・レッツ・ヴィトゥヴェ [南ボヘミア]

1898〜04年　型吹き・虹彩

【ボヘミア・アールヌーボーの象徴】

全体的に虹彩を帯びた色合いと胴回りの点線模様がとても美しい作品です。オパールガラスに無色のガラスを被せ、内側に畝がある型に吹き込んでガラスの表面に縦の溝ができるように成形します。その上に銀を含むガラスの糸を巻き付けると糸が溝以外の表面に溶着され、さらに急速に熱すると糸が溝の部分で切れて側面に点となって残り、美しい文様となります。