ルネ・ラリック　[フランス]

1930年頃　型吹き・乳白に近いオパールセント・サチネ・パチネ

【フランス・アールデコの巨匠】

初期の頃はアール・ヌーヴォー様式の優れたジュエリーを制作し、名声を高めました。その後、香水商のコティと出会ったことによりガラス工芸への道へと歩み、1925年のアール・デコ博でも大変人気を博しました。この作品は、無色ガラスに乳白ガラスを内被せしたガラスを鋳型に吹き込み成形しています。表面には艶消し加工が施され、レリーフ模様を美しく仕上げています。