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イベント情報

小路口 力恵 硝子展

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小路口 力恵 硝子展

2024年10月2日

株式会社黒壁の直営店舗、黒壁2号館エクランは、企画展「小路口力恵硝子展」を開催致します。

小路口さんの作品は「やさしく、やわらかく、ここちよい。」をコンセプトに、透明でやわらかな無垢な美しさと、手作業で丁寧に削ることで生まれる優しい表情が魅力です。端正な佇まいの中に遊び心があり、日々の暮らしにそっと寄り添い、極上の心地よさを運んでくれます。

黒壁では2年ぶり、秋の開催は初めてとなります本展では、常設では見ることのできないデザインのオブジェや、グラス、花器、酒器、鉢皿など、秋の暮らしを彩る新作を含む約250点が揃います。

この機会に是非ご高覧くださいませ。

 

会期 2024年10月5日(土)〜10月27日(日)
会場 黒壁二號館 エクラン
時間 10時〜17時
休館日 会期中無休
作家在廊 10月5日(土)、 6日(日)

 

作品の特徴
写真は小路口さんの代表作、"ふくら"シリーズのキャンドルホルダー。
内側はガラスの艶を残して外側は削ることで、ふっくらと和紙のような優しい雰囲気に仕上げられています。
 
重なり合う大きさの異なる器がそれぞれに緩やかなカーブを描き、内と外の表情が互いを引き立て、幻想的且つ何とも心地よい印象を与えます。
  「ふくら」キャンドルホルダー

 

空に浮かんだ雲のように、不定形でプルンとした丸みや光をため込むデザインが魅力の"くもい"シリーズは、成形する際に必要以上に手を加えず、溶けたガラスのやわらかな美しさを生かした作品。
 
花器や、酒器、鉢皿などの食器、お香立て、箸置きなどのテーブルウェアが各種揃います。ひとつひとつ形が違うので、自分好みの形に出会えるのも魅力のひとつです。
  「くもい」一輪挿し

 

また、削り磨くことで優しいニュアンスの線や柄、さらりとした心地よい肌ざわりの"はつり"シリーズのグラスは、底が丸く削ってあり、指で優しく押すとゆらゆらとスイングする遊び心のある作品。
 
グラスを揺らしながらリラックスしたひと時をお楽しみいただけます。本展では同シリーズの大ぶりの花器や掛花入れ、一輪挿しなど、普段は目にできない柄やデザインの作品も揃います。
  「はつり」ぐいのみ

 

小路口 力恵(Rikie Shojiguchi)
略歴
1972年   富山県富山市生まれ
1998年   富山ガラス造形研究所 造形科 卒業
2000年   富山ガラス造形研究所 研究科 修了
2000年   富山ガラス工房 所属(〜2003)
2003年   あさひふるさと創造社 なないろKAN硝子工房 所属(〜2005)
2005年   "小路口屋" 硝子工房 設立
2016年   LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 富山の「匠」選出
 
受賞歴
2000年   富山市美術展 工芸部門 市展大賞受賞
2002年   日本現代ガラス展・能登島 金賞受賞
2008年   「ローマ賞展祭 北陸の工芸・現代ガラス工芸展」
シルヴィオ・ヴィータ賞受賞(ローマ日本文化会館/イタリア)
2011年   第5回「酒の器展」金賞受賞
2014年   第53回日本伝統工芸富山展 奨励賞受賞
2019年   第58回日本伝統工芸富山展 日本工芸会富山支部賞受賞
2022年   第5回 北近江サケグラス公募展 山路酒造賞受賞
  撮影/横井弘幸