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津坂陽介・久保裕子・岡田芙紗子 ガラス三人展

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津坂陽介・久保裕子・岡田芙紗子 ガラス三人展

2023年10月19日

黒壁二號館エクランに於いて、企画展「津坂陽介・久保裕子・岡田芙紗子 ガラス三人展」を開催致します。

2010年、富山に「日の出ガラス工芸社」を設立され、精力的に活動をされている津坂陽介さん、久保裕子さんご夫婦と、2017年から同工房にてスタッフとして、また自身の作品作りに取り組まれている岡田芙紗子さんのガラス作品展です。

富山の雄大な自然に囲まれながら、伝統的な技法と独自の新しい感性と確かな技術、丁寧なモノづくりをされるガラス作家3人のそれぞれの作風をお楽しみいただけます。

今展では花器や一輪挿し、酒器や器、オブジェなど、新作を含む作品約300点を展示販売いたします。

 

会期 2023年10月21日(土)~11月12日(日)
時間 10時〜17時
休館日 毎週月曜日
会場 黒壁二號館 エクラン
住所 滋賀県長浜市元浜町7-11

 


 

津坂 陽介 (Yosuke Tsusaka)
ベネチアンガラスの技法の中でも最高峰と言われるレースガラス。その卓越した技術と独自の感性と色使いで、繊細で優美な作品を生み出される津坂陽介さん。細く引かれた色ガラスが様々な並びや組み合わせによって立体的に交差し光を纏ってキラキラと輝きます。その精密さと上品な色づかいは津坂さんならでは。正にうっとりです。
 

『福鳥(ふくどり)』

 

 

経歴
1977年   愛知県岡崎市生まれ
1998年   富山ガラス造形研究所 造形科 卒業
2000年   富山ガラス造形研究所 研究科 修了
チフーリスタジオ アシスタント(シアトル/USA)
2007年   富山ガラス造形研究所 助手
2010年   個人工房「日の出ガラス工芸社」設立 溶解炉を築炉
富山ガラス造形研究所 非常勤講師
2011年   名古屋芸術大学 美術学部 非常勤講師(2011~2018)
2008年〜   全国のギャラリーにて展覧会、教育機関にてデモンストレーション
 

 


 

久保 裕子 (Yuko Kubo)
自然豊かな富山で感じる季節の移ろい、身の回りに広がる草花や生き物を透明なガラスに生き生きと描き表現される久保裕子さん。
自然が好きと言われる気持ちが手に取るように伝わります。ガラスを水に見立てキラキラとした水面を、その中に泳ぐ魚や水草、傍らに咲く草花や動物は一つ一つ丁寧に彫ってから色付けをされていきます。自分が感じたままの感動を小さなガラスに大切に閉じ込め、見る人の心をつかんで離しません。
 

『石文鎮 秋 モミジ』
『石文鎮 秋 イチョウ』

 

 

経歴
1972年   東京都大田区生まれ
1996年   武蔵野美術大学 基礎デザイン科 卒業
1998年   富山ガラス造形研究所 造形科 卒業
1999年   ピルチャックGlass Schoolに参加(シアトル/U.S.A)
2000年   富山ガラス造形研究所 研究科 修了
2000年   富山ガラス造形研究所 助手
2003年   あさひふるさと創造社 なないろKAN硝子工房所属(富山)
2008年   アーティスト・イン・レジデンス(倉敷芸術科学大学)
2010年   「日の出ガラス工芸社」設立
現在は各地で作品展を中心に活動
 

 


 

岡田 芙紗子 (Fusako Okada)
子どものころから何かを集めるのが好きだった岡田芙紗子さん。
自然豊かな地で過ごされた中で木の葉を集めるのもその一つ。集めてみると、木の葉の形、葉脈もそれぞれに違い、中に好きな木の葉が見つかる。絵を描き込むのも好きだった岡田さんは、自分の吹いたグラスや器に木の葉や植物を掘って表現されるように。葉脈の様子が分かりやすいようにスケルトンリーフにして観察されることも。
 
写真はボタニカルからの造語でBotanicoと名付けられたシリーズ。食材や飲み物が引き立つようクリアな硝子に、葉脈の一つ一つを丁寧に彫って表現された美しい作品です。

『Botanico glass dome』
『Botanico wine glass』

 

 

経歴
1992年   愛知県豊田市 生まれ
2015年   名古屋芸術大学 美術学部 卒業
2017年   名古屋芸術大学 大学院 修了
富山県 日の出ガラス工芸社 勤務
 
受賞歴
2014年   豊田市美術展 特別審査員賞
CBC翔け!二十歳の記憶展 CBC賞
2015年   名古屋芸術大学 美術学部卒業 学長賞
2017年   名古屋芸術大学 大学院修了 学長賞
2018年   豊田市文化振興財団文化新人賞