佐藤酒造株式会社 梅の酔
2021年11月21日
"長浜"を伝える梅リキュール
淡いピンク色の液体の美しさ。まろやか梅酒と思いきや、ふわっと漂う日本酒の余韻...。
佐藤酒造が造る日本酒リキュール「梅の酔」です。
ロックでの飲み方をはじめ、ソーダ割りにすればのどごしさわやか。
同酒造の日本酒銘柄 『六瓢箪』に梅の実を漬け込んだお酒で、ホワイトリカーを使って作る一般的な梅酒よりも、柔らかな味わいが特徴。
日本酒ならではの甘みと旨みを活かすため、加える糖分は最小限におさえています。
共同で開発に取り組んできたのが、地域との連携に熱心な長浜バイオ大学。
梅の実の熟成 度や漬け込み期間を分析し、完成度の高さをめざしました。
2020年に仕込んだ分は「第15回フェミナリーズ世界ワインコンクール」の日本リキュール部門で金賞受賞。初出品での快挙となりました。
長浜の市の花が梅であること、また市内で開催される「長浜盆梅展」は、歴史、開催規模ともに日本一を誇る行事であることから、梅つながりで長浜をPRしたいとの思いが誕生の発端となっています。
収穫したての梅の実。 湖北地域の梅農家から提供してもらっている |
(佐藤酒造提供) |
当主の佐藤硬史さんの生家は長浜中心市街の造り酒屋。
ここで造られる日本酒は、地元の人の暮らしに溶け込み、親しまれてきました。
ただ、時代の変化のなかで、複数の蔵での組合体制に。
それでも自らの酒を造りたいと新たに醸造免許を取得、"日本でもっとも新しい酒蔵"として2011年から新生「佐藤酒造」として製造を続けています。
メインブランドの「湖濱」を手に当主の佐藤さん |
「地域の人に愛され、育てられてきた恩を、お酒で返したい」と佐藤さん。
日本酒は地酒とも言い、全国各地でその土地に合った酒造りが行われ、それが酒の個性にもなっています。
「長浜の地酒といえば、佐藤さんところの」ーーそんな酒蔵としての新たな歴史をつくっていきます。
2021年分の地酒の仕込みの様子 |
佐藤酒造
長浜市榎木町979
0749-68-3600
http://www.nagahamanosake.com/index.html